
脱毛は何回も通わないといけないので、支払方法も悩むところですよね。
安さだけに注目すると、月額制がメリットがあるように思えますが、その方のライフスタイルによっては、月額制では逆に損をすることもあるようなのです。
今回は、月額制と都度払いのメリット・デメリットについてお話したいと思います。
目次
月額制ってどういう制度?

- 月額制とは「ローン契約」のこと
脇などの小さなパーツでしたら、安いところもありますが、ひざ下や背中など、広いパーツの脱毛となると数万円、医療クリニックとなると10万以上するところもあります。
一気に5万や10万の支払は無理だけど月々1万円なら払える、この支払方法は通常、美容ローンや医療ローンと呼ばれていますが、脱毛サロンやクリニックでは「月額制」と呼んでいます。
- ローンを組まない月額制もある
ローン契約とは、ローン会社が本人に代わってサロンやクリニックに全額立替払いをし、本人はローン会社に元金(脱毛金額)と利息を返していく3者間契約です。
月々の返済額が少なければ返済期間も長くなるので、利息も高くなってしまいます。
一方、ローン会社を入れず月額制を採用しているサロンもあります。例えば、月額9,800円を本人の銀行口座からサロン自身が引き落すシステムです。
ただし、これでもいくらかは利息が取られるので契約時に確認が必要です。
- 「会費を払えば何度も通える」スポーツクラブのようなシステムではない
スポーツクラブの月会費は、施設に何度でも通えるシステムですが、脱毛サロンの月額制はちょっと違います。
脱毛の効果は成長期の毛がどれくらい生え揃っているかで変わるので、毛周期に合わせて施術を行う必要があります。
今生えていない毛は2~3カ月後に成長毛となるので、施術も2~3か月おきに行います。
毛周期に合わせて2~3カ月ごとに1回の来店でよいサロンもあれば、今月は上半身やったので、来月は脚全体というように部位を分けて施術を行うサロンもあります。
カウンセリングの際にサロンに確認しましょう。
月額制のメリット・デメリット
メリット
初月0円など、手持ちの金額が少なくても始められる
月額制のメリットは、手持ちの現金がなくても、ローンの承認が下りればいつでも始められることです。
また、月々の支払金額が無理のない金額で設定できるのも魅力です。
全身脱毛なら断然安い
脱毛の契約箇所をパーツごとで分けて計算すると50万円以上になります。しかし、全身脱毛プランでまとめて契約すると、安ければ20万前後で契約することができます。
その20万を毎月分割で支払う月額制にしてしまえば、例え利息を払ったとしても断然安いのです。
デメリット
通わない月も料金が発生する
脱毛は毛周期に合わせて、2カ月から3か月ごとに行うのが一般的なので、脱毛をしない月もあります。
また、忙しくてなかなかサロンに行けなくても、月々の支払だけは発生しているので、なかなか通えない人にとっては、損をしている気持ちにもなります。
パーツを分けて施術するので、月に何度も通わなければいけない
お客様の体力やベッド台数の制限から、お客様一人当たりのサロンの滞在時間は2時間~3時間が限界です。
全身脱毛の場合、今週は脚全体、来週は上半身の前面と腕、その次は背中全体と襟足、というように施術箇所を分けて行います。
すると月に何度もサロンに通わなければならず、土日にしか来れないOLさんなどにとってはとても負担がかかってしまいます。
ローンを組むと利息が発生する
利率はローン会社によって異なりますが、エステサロンが利用しているローン会社や医療ローンは、利率が15%~18%前後がほとんどです。
サロンやクリニックの言われるがままにローンを組むのではなく、ご自分の手持ちのカード会社の利率の方が安い場合もありますので、しっかり調べましょう。
都度払いってどういう制度?

都度払いとは、脱毛を行うごとに支払清算することです。スーパーなどで買い物するのと一緒ですね。
脱毛1回分だけ支払えばよいので、分割手数料や解約手数料などを考える必要はありません。
都度払いのメリット・デメリット
メリット
施術や接客に不満があるときは、いつでもお店を変えられる
施術が雑に感じる、スタッフの接客に不満など、もうサロンに通いたくないと思っても、解約の意思を伝えたり、解約手数料が発生したりとわずらわしいですよね。
一方都度払いだと、接客に不満があれば二度と通わなければいいし、無駄なキャンセル料だって払わなくてもいいと思うと、スタッフに遠慮することもなくなります。
通えないのに料金が発生するというロスがない
月額制や回数制は、キャンセルした場合は1回分消費されたり、忙しくて行けないのに毎月の引落しだけされるなど、何かとロスが多いもの。
都度払いなら、施術したときにだけ払えばいいので、やってもいないのにお金を取られるというロスがなくなります。
デメリット
単価が高くなる
サロンやクリニックは「1回ごとの契約だとこの値段だけど、まとめて契約してくれるとこんなに安くなります」というお得プランを作っています。
これが数か所プランや全身プランです。プランを安く見せるために、1回の単価は上げざるを得なくなります。
しかし、他でほとんど脱毛を終え、あとちょっとだけやりたいという方にとっては、まとめてプラン必要ないので、単価が高い都度払いに申し込まざるを得ないことになります。
お店を変えるたびにカウンセリングからやり直し
新たな脱毛サロンを訪ねると、また一から毛周期や禁忌事項の説明を一から聞き直さなければいけません。
特に、禁忌事項はサロンごとによって異なりますので、しっかり聞かなければならず、スタッフとの新たな信頼関係の構築も必要となります。
こんな人は月額制がおすすめ

手持ちの現金が少ない人
まとまったお金がないけど、できるときに脱毛をやっておきたいと考える人は、多少利息を払っても月額制を利用した方が良いでしょう。
今はお金がないかもしれませんが、数年後には、今度は時間がないかもしれません。
時間がたっぷりある人
全身脱毛プランはサロンの予約が取りにくかったり、月に3回もサロンに通わなければいけないこともあります。
忙しくてサロンに通えないとなると、いわゆる「元を取る」こともできないので、サロンの空き状況によって時間に融通のきく人のほうが向いていると言えます。
全身脱毛をやりたい人
全身脱毛の場合、パーツを分けてまともに契約すると50万以上になります。
全身脱毛を考えているのであれば、ローンを組んで利息を払っても、全身プランの方がお得になるでしょう。
都度払いがおすすめの人は?

部分脱毛で充分な人(全身脱毛が必要ない)
他店舗で脱毛をしたけれど、あと少しだけ残っている場合は、全身プランや回数プランに申し込む必要はありません。
毛質や減毛の状態を見ながら、その都度脱毛をしていく方が効率的だと言えます。
何度も店舗に通っている時間がない人
全身脱毛プランなど範囲の広い脱毛箇所を契約すると、一度で施術してもらえず何度かに分けて施術することになります。
そして、次の予約を来週に入れても、急用や体調不良で来店できないこともあります。
自分の行きたいときに予約を入れられ、キャンセルしてもキャンセル料を取られないなど、都度払いは精神的に楽だと言えます。
無駄な利息を払いたくない、無駄な回数やりたくないなど、とにかく無駄が嫌いな人
都度払いは少し単価は高くなるといえども、個人経営の脱毛サロンなら都度払いでも良心的な値段のところもあります。
また、安いからと6回プランで契約したけれど、たった3回でほとんど毛が無くなったという方もいて、都度払いで3回申し込んだ方が安かったなんていうケースもあります。
月額制おすすめサロン
キレイモ
キレイモの月額制は9,800円で、2カ月に2回の来店ペースで通うプランです。
キレイモは自社で銀行引き落としをしているので、脱毛をやめたいときは中途解約料を払わないでも、いつでもやめられるのがうれしいです。
銀座カラー
銀座カラーは月額6,800円で2か月に2回来店で全身脱毛をします。
こちらはローン会社との3者間での契約なので、解約する際は手数料も取られますが、全身脱毛をトータルで考えると、月額6,800円×12カ月=81,600円と、他のサロンよりもかなり安いのが魅力です。
都度払いおすすめクリニック
KM新宿クリニック
都度払いなら、1回の施術でなるべくたくさんの効果が出るよう、脱毛機器に着目しましょう。
KM新宿クリニックは、メディオスターNeXTというダイオードレーザーの最新機器があります。
毛のメラニンではなく毛包に作用するので、濃い毛はもちろん産毛にも抜群の効果があります。値段も両ワキ5,000円と、それほど高くもありません。
湘南美容外科
都度払いの医療脱毛はたくさんありますが、都度払いの「全身脱毛」で安いのは湘南美容外科です。初回限定なら全身+VIO+顔脱毛も含めて59,800円というお安さ。
脱毛サロンの全身都度払いでも平均6万はしますので、どれだけ安いかがわかります。
まとめ
貯蓄はないけど時間はある、お金の余裕はあるけど時間に追われて忙しい。環境やライフスタイルはそれぞれです。
今は時間がたっぷりあるから、ちょっと利息を払ってでも今のうちにやっておこうという方は月額制で。
反対に、サロンの予約に縛られるのがいやとか、脱毛の機械をいろいろ変えたいなどいう上級者には都度払いがおすすめ。
ご自分環境に合わせて支払方法を選んでくださいね。